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 「100年かかって育った木は、100年使えるモノに」「お椀から建物まで」「子ども一人、ドングリ一粒」を合言葉に、木を使ったあらゆるモノづくりに取り組んできた制作集団オークヴィレッジ。
 飛騨高山の広大な敷地は、家具工房、漆工房、材木置場、建築設計本部といったモノづくりの施設だけでなく、ショール−ム・森の博物館やレストランなども備え、いわば<森の一大情報発信基地>となっています。
 代表の稲本正氏は、「木の文明」の再構築を目指し、1974年の創設以来工芸村の理念を30数年貫き通してきました。その根底にあるのは、自身の基礎となる物理学からの発想と哲学。巻頭インタビューでは、代表・稲本正氏の原点に迫ります。
 そして記事の中心は、オークヴィレッジの建築部門オークヴィレッジ木造建築研究所の住宅11作品です。
 日本における木造建築の文化を絶やさずに、現代にも通用する空間をいかに創造していくか──。これは木造建築に携る設計者の誰しもが抱える大きなテーマでしょう。
 それに対してオークヴィレッジが導き出したのは<日本における木造のスタンダードの追求>という道筋です。
 それが一体どのようなものか。ぜひ本誌でご確認下さい。



特集「制作集団オークヴィレッジの30年」より。オークヴィレッジ木造建築研究所の設計による「これからの家」(写真=齋部功)の紹介誌面。

   


 


 


2006年9月号 目次
特集 制作集団オークヴィレッジの30年
   「木の文明」再構築を目指して

インタビュー
  稲本正の原点……稲本正×平良敬一

オークヴィレッジの歩み

オークヴィレッジ木造建築研究所の家づくり

伝統構法の可能性に賭ける
――民家に学ぶ地産地生の家づくり
 ……文=上野英二

高原の音楽舎
 パノラマ風景により生み出された三角形のプラン

雑木林の家
 民家から採り入れた家づくりの基本
 大径木を継手仕口で組む伝統構法への挑戦

雑木林の家 離れ
 母屋竣工4年後に建てられた雑木林に溶け込む30坪の離れ

これからの家
 杉、桧、松を中心とした垂木現しの空間
 東西並列型のプランニング

森居
 強い西日を遮り、庭に向かって開放されたL字プラン

健生園
 風景として建築を捉えた研修施設

筑波山を望む家
 おおらかな環境の一部になる、
 木造と組積造(大谷石)の 混構造

時空が造る家
 新旧の時間を新旧の技術で繋ぐ

井深記念塾
 日本の伝統の技を生かした木軸のドーム

四季薫る家
 四季を通じて愉しめる繊細な伸びやかさ

回居
 田園風景を見立てた中庭を中心にもつ家

詳細図集

人と作品
吉祥寺 猫の家
 設計=福澤健次/ユニテ設計・計画
Yさんの家
 設計=石井智子美建設計事務所
仏蘭西屋
 設計=片山和俊+DIK設計室


連載
世界の集落めぐり 第3回
 モンサラズ、ポルトガル……太田邦夫
新田国都市実験 第3回……齋木崇人
時を超えて生きる 第9回
 震災で倒壊した洋館をメセナで移築再生する
  ……文=中川 理

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