3月号のメインは、二大特集。
二人の建築家を、豊富な写真と図面によって紹介します。

第1特集では、田園風景に建つ住宅から、都市型住宅、また近作の戸建集合住宅の事例を8題取り上げて紹介しています。
「向こう三軒両隣り」という言葉を設計のキーワードに据えて設計を行う田中敏溥氏の住まいへの眼差し、町並みにおける戸建住宅の役割などについて考察していきます。その中から、家を「個」としてではなく、街や風景を見据えた「群」としての住まいのあり方を追求し、都市密集地における隣地境界線における田中敏溥の設計作法を紹介します。

第1特集「田中敏溥の戸建住宅 個から群の家づくりへ、隣地境界線共有化の作法
」より。「玉川学園の家」(設計=田中敏溥建築設計事務所、写真=垂見孔士)。
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第1特集を締める座談会「都市社会における戸建住宅と集合」(田中敏溥×片山和俊×平良敬一)に続いて、複数の戸建住宅を集めた住宅群の実例。いわゆるマンション型とは違う、戸建住宅ならではの街並みを形成する「場」のつくり方を紹介します。

街と共に成長し続ける建築、街に開かれた建築、街に緑のスペースを提供する建築など、そこに住み続けながら周囲との関係を築き上げることによって実現する住まいのかたちを紹介します。

第2特集「齊藤祐子/SITE 「場所」をつくる住まい」より。「荻窪KH」(設計=齊藤祐子/SITE、写真=北田英治)
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その他にも、工務店が設計者を支え、また設計者が工務店を支える、そんな関係をつくってきた、静岡の山崎工務店を中心としたネットワークを紹介する「地域と人に根ざす家づくり・静岡」、いま連続ドラマの舞台として注目されている神楽坂で何が起こっているのかを伝える「シリーズ・まちと建築を再生する」など、<そこ>という二つとない場所に建つ、一つだけの住まいのあり方を考えます。
田中敏溥(たなか・としひろ)略歴
1944年新潟県生まれ。1971年東京芸術大学大学院修了後、茂木計一郎のもとで建築、環境設計に従事。1977年田中敏溥建築設計事務所設立。
齊藤祐子(さいとう・ゆうこ)略歴
1954年埼玉県生まれ。1977年早稲田大学理工学部建築学科卒業後、U研究室入室。1989年空間工房101を協同で設立。2000年SITEに改組。現在早稲田大学芸術学校講師。
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