『住宅建築』10月号は、建築のデザインと生活上の機能の両立をとことん追求した事例を紹介します。

端整な佇まいと考え抜かれたプランが印象的な建築家・堀部安嗣の住宅7軒(未発表作3軒を含む)を紹介。写真による紹介と共に、住宅を「建築」として成立させるための秩序感と、生活の器として住まい手に愛されるための機能を兼ね備えた堀部建築を、建築評論家の長谷川堯が、戦後日本建築史の観点から解説する。

第1特集「堀部安嗣 空間の秩序と生活の機能」より。「玉川学園の家(設計=堀部安嗣建築設計事務所 写真=齋藤さだむ)
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建築家・村田靖夫が逝去して1年近くが経とうとしているが、亡くなる数ヶ月前に竣工した「東が丘の家」は今、生き生きと緑が根付き、建築家の代わりにその思想を雄弁に語っている。ここでは「東が丘の家」含め構造形式・規模も異なる都市型住宅3軒をとりあげた。住宅を支える確かな質をあらためて読み取ってほしい。

特別記事「村田靖夫〈確かな建築〉の記憶」より。「小さなコートハウス」(設計=村田靖夫建築研究室 写真=田中宏明)
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今回紹介する「すわ製作所」は、眞田大輔(建築設計)と名和研二(構造設計)を中心として、金属加工や石材加工のプロたちと連携を組みながら、設計の仕事を行うものづくり集団。環境工学の小室大輔氏を迎えて行った対談「ディテールって何だろう?」という素朴な議論から出発し、彼らのものづくりにおけるスタンス──建築の構造や工法、住環境の温熱環境とデザインとが一体となったディテール──を、各詳細図を用いて丁寧に紹介する。

ディテール選集 第3回「すわ製作所のディテール」より。「門型の家」(設計=すわ製作所 写真=大橋富夫、すわ製作所)
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生活空間の快適性を支える「温湿度」「明るさ」「音」の環境は、複雑で大切な計画要素。機能的で適切に必要条件を満たしても、個々の生活スタイルの上で快適であるとは限らない。「住まいの光環境・明かりと照明」について、様々な場の目的に応じた光の量・質(明るさ・色温度)の問題を探り、安全で快適な光環境を考える。
住まいの明かりと照明の多様な計画とコントロール、設計法を、建築家や照明家が関わった作品事例4例を通して紹介する。
堀部安嗣(ほりべ・やすし)略歴
1967年神奈川県生まれ。1990年筑波大学芸術専門学群環境デザインコース卒業。1994年堀部安嗣建築設計事務所設立。2002年第18回吉岡賞を「牛久のギャラリー」で受賞。2003年〜東京理科大学非常勤講師。2007年〜京都造形芸術大学大学院教授
主な著書/『memento mori』、『時の居場所』、『静寂の音』(私家版・森オフィス)、『堀部安嗣の建築』(TOTO版、2007年)
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